外国籍メンバーに支える社内の取り組み - 日本語ディスカッションクラス
こんにちは。チームラボの日本語ディスカッションを運営している採用担当LIN MEI CHUと申します!
チームラボには、アジア、欧米約19ヶ国から集まった外国籍メンバーが勤務しております。2016年は11人だった外国籍メンバーも、2023年現在は104人に増え、全メンバーの10%以上にまで増加しています。※2023年3月時点
外国籍メンバーの中には、日本に長期滞在したことなく、いきなりチームラボで働き始めるメンバーもたくさんいました。そこで、少しでも言語の壁を乗り越えて、日本の生活やチームラボの働く環境に一緒に慣れていこう!という目的で外国籍メンバーをサポートする様々な取り組みを考え始めました。
今回は、その取り組みの一つ、「日本語ディスカッションクラス」を紹介したいと思います!
日本語ディスカッションクラスとは
チームラボ内では、毎月1~3回程度の頻度で日本語ディスカッションクラスを行っています。そこでは、日本人メンバー1人が主催者を担当し、日本語を学習している外国籍メンバー数名で色々な話をしながら、お互いの理解を深め、交流できる場を作っています。
気がつけば、日本語ディスカッションを開催しはじめてから、今年で8年目となっていました。
きっかけ
チームラボのオフィスはオープンスペースであり、社内で英語なり韓国語なり色々な言語をちょこちょこと耳にしますが、日本語が会社の共通言語として使われているのが現状です。
はじめて日本で生活するメンバーも多数いますので、「早く日本語に慣れたい」「業務上で使う日本語以外を覚えたい」という現場のメンバーからのリクエストを貰うようになりました。
もちろん、日本語ディスカッションクラスをはじめる以前から、会社で費用を負担した上で日本語学校には通ってもらいましたが、日本語学校では基礎的な知識(ライティングや、文法など)を覚えてもらうのがメインの目標と考えています。実際に働く時には、リスニングやスピーキングの方が必要になるケースも多いため、別軸で会話能力を高める練習ができる機会があるといいなあと思いました。
そのため、口頭での会話をメインにしてそれぞれ知りたい内容や話したい話題についてグループでディスカッションできるクラスを開催しようと計画しはじめました。
どのように進めるのか
前置きが長くなりましたが、それでは、実際にディスカッションクラスではどんなことをやっているのかを紹介します!
現在、日本語ディスカッションクラスは、日本人メンバー3人で主催者をローテーションしながら週1開催しています。
最初は、自己紹介や担当しているプロジェクトを、各々説明して頂きました。参加者の皆さんは、所属チームがみなバラバラですので、言語学習の目的以外にも、チームラボ内の情報交換もこの場で行えるのではないかと思いました。
また、日本の生活やチームラボ内のコミュニケーションで困っていることをヒアリングし、会社がサポートできることを検討します。
それから、皆さん出身国や育った環境などの話をしてもらったり、頻繁に会話をしないとゲームが進められないボードゲームをやったり、または、ドラマやアニメ見ながら難しい単語や日本人同士がよく使う言い回しやオノマトペなどの表現について解説したりしました。
更に懇親会で日本語を使いしましょう!
チームラボにも日本語を学ぶ人の人数が増え、一つのテーブルで会話できる人数に限界が出てきたので、より多くのメンバーと話すきっかけを作るために、今年の8月から新しく懇親会を毎月開いてみることに決めました!
第1回目は、手巻き寿司とたこ焼きパーティーにしました。
手巻き寿司とたこ焼きを選んだ理由は、外国籍のメンバーが自宅で自主的にやるにはハードルが高いが、素材さえ用意すればみんなが参加してお手軽に作れるものにしようと考えたからです。
この7年間は、日本語ディスカッションクラスの場を通して、外国籍メンバーの日本語力を向上し、仕事で言語の不安がなく自分の専門知識を活かせるように、できる限りのサポートをしようと努めてきました。
これからも日本語ディスカッションクラスの活動レポートを更新していきたいと思います!
最後に
2022年では一番多く34人の外国籍のメンバーを加えてもらいました。今後とも、国籍関係なく一人でも多く一緒に働けるメンバーを世界中から募集し続けています!
チームラボで現在働いている外国籍メンバーのインタビュー記事も併せてお読みください!