生命科学専攻や美大出身のメンバーが、チームラボに新卒入社し、ソリューションカタリストとして活躍するまで
今回は、「ソリューションカタリスト」として2023年4月に新卒入社したメンバーにインタビューを行いました。
大学院まで生命科学を専攻し、プログラミングやUI/UXの知識がない状態で入社した佐藤さんと、広州市の大学から日本の美大大学院に進学しチームラボに入社した唐さんが、チームラボの「ソリューションカタリスト」を選んだ経緯や、入社からこれまでを聞いてみました。
メンバープロフィール
チームラボの選考に参加したきっかけと入社の決め手
佐藤さん)
学生時代の研究は、社会課題を解決するために遺伝子やタンパク質の機能を改変するもので、ものづくりに通ずる点が多く、就職活動では特定の業界に絞らず、ものづくりに携われる会社で働きたいと考えていました。
チームラボが開催しているオンラインの会社説明会に参加してみたところ、幅広い業界のWebサイトやスマホアプリの制作を手がけていることを知り、興味を持ちました。ソリューションカタリストの選考プロセスには2週間のインターンシップがあります。インターンシップ参加時点ではプログラミングやUI/UXに関する知識は一切ありませんでしたが、メンターからのサポートやフィードバックを受けながら、実際のプロジェクトをもとにした課題に取り組みました。結果的に、このインターンシップに参加したことでチームラボで働くイメージが沸き、入社する決め手となりました。
唐さん)
私は学生時代、ユーザー体験を重視したサービスデザインを学んでいて、人々の体験を作ることができる仕事に就きたいと思っていました。私がいた情報デザイン学科は、UIデザイナーを目指す学生が多いですが、私はデザインだけでなく、サービスの上流から下流まで全工程に携わりたいと考えていました。そんな時、友人からチームラボのWebやアプリのプロダクトについて教えてもらい、学校で開催していた会社説明会に参加してみることにしました。そこで、ソリューションカタリストというポジションは、プロダクトの企画段階からサービスの方向性・コンセプト・UI/UX設計など、全体に関わることができると知り、選考に応募してみました。インターンシップに参加してみると、Webやアプリを作っている他社にはないような、デジタル自動販売機のプロジェクトや、安平町立早来学園のようなICT空間設計などを知り、担当できるプロダクトの幅広さにも強く惹かれました。
入社後の研修ついて教えてください
佐藤さん)
ソリューションカタリストとして入社すると、1ヶ月の研修が二種類用意されています。まず1つ目は講義形式で、カタリストの業務内容や知っておくべきIT業界の基礎知識、プロジェクトの流れ、業務ツールについて先輩カタリストから説明があります。2つ目は、新卒同期2人1組でチームを組みでソリューションカタリストが企画提案フェーズで実際に行う、業務を模擬的に行う内容の研修課題に取り組みます。
唐さん)
2つ目のチーム課題では、実際に起きている身近な課題を解決をするための調査、サービス企画、さらにそのサービスの仕様検討やワイヤーフレームの作成などを行いました。これらの研修と並行して、メンターと同じプロジェクトにアサインされ、会議などに参加し始めていました。
また最近では、外部のプログラミング学習サービスを利用してPHPやSQLなど、Web開発の基礎的な知識を身につけるシステム開発研修がソリューションカタリスト向けに始まりました。ソリューションカタリストの多くがプログラミング知識のない状態で入社しますが、システム開発の知識を身につけることで、エンジニアとのコミュニケーションがより円滑になるなど利点が多いです。
研修の成果もあって、最近担当しているプロジェクトでは自ら大まかな開発のクオリティチェックができたり、開発スケジュールの調整ができるようになったり、より開発メンバーと関わるところまで任せて頂けるようになりました。
入社からこれまで担当した業務について教えてください
佐藤さん)
入社からこれまで「りそなグループアプリ」のプロジェクトを担当し、追加機能の開発に取り組んでいます。クライアントの要望や、金融に関する法律の制定や改正に伴って、ユーザー目線を第一に課題を整理しています。その上で、サービスの改善施策を提案し、その開発管理を行っています。自分が実際にアプリを作る立場になり、他社のプロダクトがどのようなUIを採用しているか意識するようになりました。また、ユーザーの理想だけを追求すると、スケジュールや予算の面で無理が生じることも学びました。
学生時代、研究は一人で進めていましたが、クライアントやチームラボ内のエンジニア・デザイナーと一緒に仕事をする中で、自然とチームでの動き方を意識するようになりました。簡単なコミュニケーションであっても、どのように依頼するかなど、受け取る側の視点を考慮するように心がけています。
唐さん)
私はメンターが担当していたエノテカ・オンラインとリンナイアプリのプロジェクトに参加しました。私はクライアントの要望をもとに調査を行い、どういう機能を実装すれば最も課題解決につながるか具体化するフェーズで、リサーチやワイヤフレームの作成を担当しました。学生時代は、ユーザー視点を意識しつつも課題の趣旨から逸れなければ自分の作りたいものを作っていましたが、今はユーザーの体験を第一に考え、その上でクライアントの要望に寄り添っていくことができるようになりました。最近では担当する業務範囲が徐々に広くなり、開発スケジュールの調整まで任せていただいています。
インターンシップに参加していた時は、社内メンバー向けの発表でさえ緊張して声が震えていましたが、今ではクライアントと直接やり取りする場面も増え、少しずつ成長を実感しています。
ソリューションカタリストに向いている人はどんな人だと思いますか?
佐藤さん)
チームラボには、ITとは直接関係しないさまざまな経歴を持ったメンバーが多数いて、互いに尊重し合う文化が根付いています。私自身、自分になかった視点や新しい知識を色んなメンバーから得ることが多いです。また、クライアントの業界も作るプロダクトも多様なため、何に対しても知的好奇心を持って主体的に取り組める方が活躍できる環境だと思います。
唐さん)
チームラボは、フィードバックを求めるとそれに応えてくれるメンバーばかりです。自分から積極的に提案していくことで、よりスムーズに業務を進めることができると思いますし、壁に直面した時でも問題を解決しようと主体的に動くことができれば、状況を打開することができる環境だと思います。
いかがでしたでしょうか?
今回のインタビューでは、チームラボにソリューションカタリストとして新卒入社した佐藤さんと唐さんにインタビューをさせて頂きました。
ソリューションカタリストの新卒研修や、どのようにプロジェクトへアサインされていくのか、具体的なイメージがお伝えできていれば嬉しいです!