新卒研修でカンファレンスブースで展示するアプリの企画・開発を行いました
こんにちは、スマートフォンチームです。今回は今年度実施した新卒研修について紹介します。なお、この研修で開発したアプリ「スマほいほい」はiOSDC、DroidKaigi、高専プロコンのスポンサーブースにて展示予定ですのでぜひアプリを遊びに来てください。
今年度は入社後の1ヶ月間、
「社外カンファレンスのブースで展示するアプリの開発」
をテーマに、構想策定から社内リリースまで新卒メンバーのみで行う研修を行いました。
せっかく作成したアプリが日の目を見ずに終わってしまうのはスマホアプリエンジニアとしてはとても悲しいことです。それならば実際に使えるであろう機会に焦点をあてて考え、更にはこの研修では最終日に擬似的なブースを運営して来場者にアプリを触ってもらうことをゴールとし、このテーマにて研修の設計を行いました。実際に研修最終日には社内会議スペースにブースを設置し、社内の人に試遊してもらいました。
スマほいほい
研修1ヶ月の流れ
1 Week目
新卒メンバーのみでアプリコンセプトブレスト会
既存チームメンバー・採用チームメンバーを含めコンセプトFix会
要件定義書、設計書、WBSなど各種ドキュメントの作成
アプリ要件定義発表会
2〜3 Week目
開発 & アプリ動作確認 & 進捗報告会
4 Week目
開発・テスト & アプリ成果発表会(疑似ブース運営)
コンセプトブレインストーミングや要件定義発表会では既存メンバーからの鋭いレビューを受けたり、急遽WBSにはなかった技術検証期間を設けるなど想像外のこともありました。しかし、新卒メンバー同士でスケジュールと機能の優先度を調整しながら協力しあい、最終日までに予定していた機能の開発が完了し、無事にブース展示を迎えることができました。
いざ、ブース運営!
最終日に開催された擬似ブース運営では、多くの方にブースに来場いただき、アプリを体験していただきました。当日は大きなトラブルもなく順調に終えることができました。新卒の皆さん、1ヶ月間お疲れ様でした!
なぜこのテーマ・形式にしたか
新卒研修では下記2点をメイン目的として設定しています。研修を通して実際の案件のように、自分たちで1からアプリを開発する中でその大切さを実感してもらうことが狙いです。
自分で考える、周りのメンバーと協力して課題解決に向かう習慣をつける
プロジェクト全体を見渡せて考えられる視点を養う
我々のプロダクト開発では未知の領域に踏み込まなくてはならないことも少なくはありません。自ら積極的に課題を解消していく力をつけることが重要です。しかし、もちろん1人では解決できない課題も多々あります。そのような時は課題を課題のままと放置せず、周りのメンバーと協力して進めていくことも大切です。そのためのチーム体制であり、チームメンバーです。
また、新卒時には案件の中でまず実装でアウトプットを出すことを求められます。しかしチームラボで働く上では、その後は個人の範疇を越えチーム、更にはサービスを実際に使うユーザーと、サービス全体を意識した視点を持ってものづくりに取り組むことを大切にしています。入社後すぐは構想策定や要件定義から参画することは稀ですが、研修では、どのようにサービスのリリースまでの計画を練り、プロダクトを作っていくのかなどの、実装以外のことを自分たちで考えて進めなければなりません。
このような我々がプロダクト開発において大切にしている考えを経験できる機会を必然的に作り出すため、このようなテーマを定めて研修を設計しています。この研修を通してぜひ、周りから頼れるメンバーとして成長していくことを期待しています。
最後に
いかがだったでしょうか。スマートフォンチームではこういった研修以外にも、メンバーの交流や文化の共有などと目的に、勉強会の開催や四半期ごとにチームの活動をまとめた季刊を発行したりと、様々な取組を行っています。最近は多くの新卒向けのイベントにも参加させていただいております。年間を通してインターンや会社説明会、カジュアル面談を行っておりますので、ご興味があるかたはぜひ!気軽に覗いてみてください!