Figma Config 2024でチームラボ創業メンバーの堺が登壇しました!
みなさんこんにちは、チームラボ採用担当です。
今回は、Figma社が年に一度サンフランシスコにて開催している世界最大級のデザインイベント「Config」でチームラボ創業メンバーの堺大輔が登壇した際のレポートになります。
登壇内容のまとめや、現地の様子をお送りさせて頂きます!
登壇本番
公式の集計によると、会場には世界中から約10,000人以上の参加者が集まり、2日間にわたる大規模なカンファレンスが開催されました。
堺の登壇にも、約3000人の聴衆が参加してくださいました。
登壇を聞いて下さった方々に少しでも有益な情報が共有できていれば幸いです。
Figma社から頂戴した登壇の動画に字幕を載せた動画をアップロードしたので、まずは実際の登壇をご覧頂けると嬉しいです!
登壇に至った経緯
チームラボは2022年にFigma社が日本で「Schema」というデザインイベントを開催する際にお声がけをいただき、デザイナーが登壇させて頂いたことがあります。
今回の「Config」も2024年3月ごろに、Figma社から登壇依頼のご連絡をいただき、貴重な場でチームラボについてお話しさせて頂けることになりました。
登壇内容を考えるにあたり、登壇者を務める堺やデザイナーカタリストなどの関連メンバーで集まり、台本の作成から登壇スライドのデザインまで一丸となって進めていき、最終的に今回の登壇「Creating the unexpected, making it transformative」が完成しました。
チームラボでの考え方を言語化
「No Big Ideas」、「Don't divide too much」
No Big Ideas (大きなアイデアは必要ない)
これまでチームラボとして外部で登壇するとQ&Aで「チームラボはどうやってアイデアを考えているのか」「誰がアイデアを出してるんですか?」というアイデアに関する質問をよく頂いてきました。
画期的なアイデアによって新しい作品やプロダクトが出来上がると思っている方もいますが、チームラボはアイデアを出すことよりも、小さくてもいいのでそのアイデアを実際に見える・触れる・使えるかたちまでアウトプットすることの方が価値が高いと考えています。
実際に、チームラボのアートやソリューションは誰か個人の画期的なアイデアによって生み出される訳ではなく、異なる知識や経験を持ったメンバーが集まり、プロトタイピングや実験を繰り返し、その過程で発見された知を再現性のある情報として蓄積していくことで、現在の規模のプロジェクト数や規模を手掛けることができるようになりました。
1つ目のメッセージ「No Big Ideas」は、そういった私たちの経験を共有できればと思い、今回の登壇用に言語化したものでした。
Don't divide too much(分断しすぎない)
2つ目の「Don't divide too much」について
「Don't divide too much」はチームラボがものづくりをする際にそれぞれのメンバーの担当領域を分断しすぎないという考え方を言語化したものです。
現代の仕事では、デザイナー1つを例に上げても、UIデザイナー、UXデザイナー、UXリサーチャーなどの職種が細分化されがちです。このように職務が明確に分けられると、各メンバーが自分の範囲だけに集中し、その結果、誰が担当すべきか不明瞭な隙間が生じることがあります。特に複雑なサービスを開発する際には、この隙間を埋めるのがより一層難しくなります。さらにプロジェクトのフェーズごとに担当者を分けると、伝言ゲームのように情報が人を介して伝わるたびに、元の意図から逸れていってしまうことも少なくありません。
こうした課題を解決するためには、そのプロジェクトに関わるデザイナー・エンジニア・カタリストがそれぞれ少しずつ担当領域を超えながら一体となって取り組むことが大事だと考えています。
現在もチームラボでは、デザイナーとカタリストが共同でUXについて考え、エンジニアと議論しながらUIに落とし込み、開発フェーズでも適宜プロジェクトに関わる様々なメンバーと議論していくことでクオリティの高いサービスが実現できています。
最後に
今回、チームラボに貴重な場で登壇する機会を与えてくださり、登壇の準備から現地でのリハーサルまで手厚くサポートしてくださったFigmaの皆様に改めて感謝をお伝えしたいと思います。
チームラボではUI/UXデザイナーのメンバーを通年で募集していますので、チームラボでのものづくりに少しでもご興味をお持ち頂けましたら採用ページから応募か、会社説明会にご参加くださいませ!
UIUXデザイナー
会社説明会